訪日外国人数が過去最高水準で推移するなか、タイ市場の存在感が急速に高まっています。
株式会社アジア・インタラクション・サポート(AIS)は、自社運営のタイ人向け訪日メディア「Chill Chill Japan」(月間110万PV超)を通じて、タイ人旅行者2,193人を対象とした大規模意向調査を2025年に実施しました。
本記事では調査結果の一部を公開します。浮かびあがったのは、「爆買い」でも「団体ツアー」でもない、計画的で目的意識が高く、自然・食・文化体験を深く求めるタイ人旅行者の姿です。
<回答者プロフィール(概要)>
本調査の回答者は女性77%・男性22%、年齢は30代が最多(33.3%)で、次いで40代(24.1%)・20代(18.7%)と続きます。職業別では会社員が最多で、公務員・自営業が続きます。
注目すべきは所得水準です。タイ国家統計局公表の2025年上半期の全国平均月収は約28,000バーツ(約12.9万円)ですが、回答者の76%がこれを上回る中間〜中上位層に属しています。また回答者の86%が訪日経験者であり、10回以上来日しているリピーターも13%に達します。「また日本へ、もっと深く」という文脈で旅を計画している層が主流です。
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<完全公開① 旅行形態と日数>
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旅行日数は4〜6日が最多(855人)、7〜9日(792人)が続き、9日以内が全体の84%を占めます。おおむね1週間前後の中期滞在型が主流です。
同行者は「家族・親族」が最多(36.2%)、次いで「友人」(27.0%)、「夫婦・パートナー」(19.1%)と続き、家族・グループ旅行が中心です。
旅行タイプでは「個人手配」が79.9%と圧倒的多数を占めます。団体ツアー(13.5%)・旅行会社の個人向けパッケージ(6.6%)は少数派であり、自分でルートを組む自由旅行志向が全ての同行者グループに共通しています。
タイ市場に対してはまず、FIT(個人旅行者)を主なターゲットに据えた情報発信・商品設計が有効です。団体送客頼みの誘客施策は、現在のタイ市場の実態とずれがあります。
<完全公開② 予算・訪日目的>
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旅行予算の最多層は**30,001〜50,000バーツ(約14〜23万円)です。タイ平均月収とほぼ一致しており、訪日旅行が「月収1か月分を充てる特別な消費イベント」**として位置づけられていることがわかります。
期待する観光コンテンツでは1位「自然観光」(70.2%)、2位「市場・商店街」(64.9%)、3位「桜」(62.7%)、続いて「紅葉」「雪」「神社仏閣」と並びます。「夜遊び(居酒屋・クラブ)」は8.3%にとどまり、消費型よりも体験・没入型の日本体験への需要が際立ちます。
アクティビティでは**「雪遊び・スキー」(20.8%)、「観光列車」(11.9%)、「温泉・旅館」(11.4%)**が上位3位。雪・鉄道・温泉という、地方の中山間地域や温泉地が強みを持つカテゴリーが揃っており、地域観光振興の視点から見て重要なシグナルです。
食では「刺身」(17.3%)、「地方名物料理」(14.6%)、「すし」(11.1%)が上位となり、「その土地にしかない食体験」への関心の高さが際立ちます。
「買い物・グルメ消費」を目的とした訴求も重要ですが、訪日リピーターも増えてきているタイ人に対しては「四季の自然×地域文化×本物の食体験」というパッケージングも刺さります。地方エリアこそ、今のタイ人旅行者が求めているものを持っています。
<完全公開③ 情報収集に活用するメディア>
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旅行先・店舗選びにあたって最も利用されるのはGoogle(73.6%)、次いでFacebook(61.2%)、YouTube(45.7%)、Google MAP(40.6%)と続きます。
SNSではTikTok・Instagramがそれぞれ約24%と一定の存在感を示す一方、X(旧Twitter)やLINEは10%未満にとどまります。タイ市場ではFacebookが依然として情報拡散の主軸であり、InstagramやTikTokは補完チャネルと位置づけるのが実態に即しています。
また、AISが運営する「Chill Chill Japan」の認知率は回答者の80.5%に達しており、タイ人の訪日旅行情報収集における主要メディアとしての地位が確認されました。
タイ向け情報発信を「Instagramだけ」「TikTokだけ」で完結させようとすると、最大多数へのリーチを取りこぼします。Google検索での上位表示(SEO・MAP対策)とFacebookでの拡散を組み合わせた複合的なアプローチが基本です。
<ここから先はレポートで公開>
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