タイ人に人気の観光地ランキング2024を発表!昨年に続きスポットは「富士山」、都道府県は「北海道」が1位に!

2024年12月13日

観光スポットは7年連続1位の「富士山」に続き、今年は「上高地」が飛躍し2位に!

TOP3は昨年と変わらず「大阪」「京都」「富士山」が維持。ここでも「上高地」が急上昇!

都道府県は「北海道」が3年連続で不動の1位!「山梨」「長野」がランクアップ!

 

タイ人向け日本旅行情報Webメディア「Chill Chill Japan(チルチルジャパン)」を運営し、自治体や企業に訪日タイ人向けプロモーションを提供する株式会社アジア・インタラクション・サポート (愛知県名古屋市、代表取締役:青木達夫) は、「訪日タイ人の人気観光地ランキング2024」を発表します。

 本ランキングは日本に関心のあるタイ人に「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を実施してまとめたもので、今年で7回目の発表となりました 。調査は日本旅行に関心を持つ2,698名のタイ人を対象にインターネットアンケートで実施し、記述式のフリーアンサーを集計して「観光スポット」「観光エリア」「都道府県」の3カテゴリでランキングしています。

 今回の結果からは、「富士山」「北海道」など人気の観光地が定番化してきていることに加え、そのような中でもいくつかの観光スポットが急激に人気を博し大きく躍進していることがわかりました。

 

タイ人に人気の観光スポットランキング

観光スポットは7年連続1位の「富士山」に続き、今年は「上高地」が飛躍し2位に!

 

 1位は7年連続で「富士山」が獲得する結果となり、人気を不動のものとしています。3位「東京ディズニーリゾート」4位「白川郷」5位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と、調査開始以来定番となっている観光スポットが今年も上位に名を連ねる中、順位を4つ上げて2位となったのが「上高地」。年々人気が上がり、ランキング内で躍進を続けています。

 昨年から20位以上ランクアップする観光スポットも。 2023年6月にオープンした「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、昨年の63位から一気に29位へと上がり、その人気ぶりが見て取れます。

 その他にも「沖縄美ら海水族館」「皇居」「阿蘇山」「宮城蔵王キツネ村」「蔵王の樹氷」などのスポットが、いずれも20位以上ランクアップする結果となっています。蔵王はエリアランキングでも人気が急上昇しており、特に注目を集めている地域であることがわかりました。

 

<Chill Chill Japan 編集部 のコメント>

 「富士山」が引き続き首位を守り続けている一方で、今年「上高地」が飛躍的にランクアップした背景には、タイ人旅行者が求める自然体験のニーズが増していることが挙げられます。特にタイ国内では体験できない涼やかな気候と四季折々の美しい景観が、多くのタイ人旅行者に新鮮さと魅力を提供しています。また、昨年から多くの人がSNSで「上高地」の写真を投稿するようになりました。写真映えする投稿の広がりが口コミ効果を生み、ランク上昇の大きな要因となっています。

 一方、都市型観光スポットでは「東京ディズニーリゾート」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が継続的な人気を保っています。今年は特に新エリアのオープンが注目を集め、親子連れや若年層からの支持をさらに強化していると考えられます。この人気はリピーター層だけでなく、初訪問のタイ人旅行者層にも広く浸透していると言えます。

 

タイ人に人気の観光エリアランキング

TOP3は昨年と変わらず「大阪」「京都」「富士山」が維持。ここでも「上高地」が急上昇!

 人気の観光エリアは「大阪」「京都」「富士山」がTOP3を維持。観光スポットランキングと同様、上高地が昨年の10位から4位にランクアップしています。また福岡も昨年から2ランクアップして5位となっています。

 11位以下では順位を大幅アップさせている観光エリアも。スキーリゾートとして有名な「白馬」は、昨年44位から23位にアップ。白馬エリアはグリーンシーズンの外国人観光客が増加しており、リゾートのオールシーズン化や年齢層の拡大に向けた取り組みが進められていることも影響していると言えそうです。

 宮城県の「蔵王」も48位から26位と急上昇。観光スポットランキングにも挙がった「宮城蔵王キツネ村」や「蔵王の樹氷」などが人気をけん引していると思われます。

 

<Chill Chill Japan 編集部 のコメント>

 定番エリア「大阪」「京都」「富士山」の堅調な人気に加え、「上高地」や「福岡」の上昇は地方エリアへの関心拡大を反映しているといえます。「上高地」の自然景観がタイ人旅行者に新たな選択肢を提供し、リフレッシュを求める傾向が顕著となっています。また、「福岡」はグルメやショッピングの魅力が幅広い層に受け入れられており、九州全体の知名度向上にも貢献しています。

 特に「白馬」や「蔵王」の大幅ランクアップは、リゾート地としての認知が広がっていることを示しています。「白馬」はグリーンシーズンにおけるアクティビティの充実、「蔵王」は冬季の樹氷や動物体験が評価され、訪問者層の拡大を図っています。地方自治体や観光事業者によるプロモーションの成果が見て取れる結果といえるでしょう。

 

タイ人に人気の都道府県ランキング

都道府県は「北海道」が3年連続で不動の1位!「山梨」「長野」がランクアップ!

 「北海道」が3年連続で1位となり、2位も昨年と同様に「東京」が維持しました。上高地が人気を獲得している影響で「長野」が順位をアップさせていますが、10位以内のランキングには昨年から大きな変動はさほど見られず、「人気観光スポットランキング」「人気観光エリアランキング」に概ね対応する形となっています。

 11位以下で特筆すべきは、昨年最下位から42位にランクアップした「滋賀」。 「安土城跡」「彦根城」「延暦寺」などが行ってみたい観光スポットとして名が挙がっており、また人気の「京都」「大阪」へのアクセスも良好なため、県の魅力が広まってきていると予測されます。他にも昨年から上昇が目立った都道府県としては、13位「富山」、14位「栃木」、17位「山形」、24位「熊本」、26位「茨城」、33位「山口」があります。

<Chill Chill Japan 編集部 のコメント>

  「北海道」「東京」「大阪」といった主要都市が安定した人気を誇る中、「長野」「栃木」「富山」といった地方エリアの台頭が顕著です。「長野」は「上高地」人気を中心に、自然観光スポットへのアクセスの良さが評価され、タイ人の四季折々の体験ニーズに応えています。また、「富山」のランクアップは日本アルプスや美しい風景がタイ人観光客に改めて認知された結果と考えられます。特にタイ国内では経験できない大規模な山岳景観が魅力となり、夏と冬の両シーズンでタイ旅行者を引き付けています。 「栃木」は日光東照宮や温泉地がタイ人リピーターの支持を集めており、伝統文化や自然の魅力を感じられる場所として選ばれています。地方エリアへの直行便増便やアクセス改善も、今後さらなるランキングの変動を後押しすると予測されます。

 ランキング上昇の背後には、SNSによる観光地情報の拡散と、訪日リピーター層の増加が関係しています。タイ人旅行者の間で特に写真映えや共有可能な体験が重要視される傾向にあります。さらに、自然や文化体験への関心が高まっている背景には、コロナ以降の健康志向や、混雑を避けた旅行スタイルの変化も影響しています。これにより、地方観光地が訪日旅行の新たな選択肢として注目を集める結果となっています。

 


【調査概要】

・調査方法:インターネットアンケート調査
・調査期間:2024年5月10日~2024年5月31日
・調査対象者:タイ人(日本旅行に関心を持つ)
・有効回答者数:2,698人

【人気観光地の調査・集計の方法】

・質問項目:「今行ってみたい日本の観光地・施設はどこですか?」
・回答は記述式のフリーアンサーで7つまで答えることが可能 (それぞれが1票)
・回答の集計は、タイ語を、類推で日本の地名・スポット名に変えることなくそのまま日本語に翻訳し、翻訳された日本語に関しては、明らかに同一地名もしくは同一施設と考えられるもののみ統一して集計。スポットで所在地がはっきりしている場所は、観光地名・都道府県等の集計にそのまま加算している。

 

■Chill Chill Japan (チルチルジャパン)に関して

 Chill Chill Japanはタイ人に向けて日本旅行情報を発信するWebメディアです。タイ人が日本旅行をする際に参考となる観光地情報やショッピングやグルメ情報など様々な情報を提供しています。2015年12月の サイト開設から1年10ヶ月の短期間で月間110万PVを突破し、月間150万PV、ユニークユーザー65万人を記録し、タイ人向け日本旅行情報WebメディアでNo.1と評価されるようになりました。

▶︎Chill Chill Japan Webサイト https://chillchilljapan.com/

▶︎Chill Chill Japan の詳細(日本語)  https://asia-is.com/column/chillchilljapan/

 

■株式会社アジア・インタラクション・サポートに関して

 株式会社アジア・インタラクション・サポートは、自治体や企業のインバウンド向けプロモーションを支援する会社です。また、弊社は他にもメディア運営事業・旅行事業・宿泊事業と3つの事業を展開しております。これらの事業を通じて、訪日外国人に対して日本の観光情報やツアーや宿泊を提供し、できる限り高い満足を得ていただくことを目指しています。当社に関するより詳しい情報は、弊社Webサイト( https://asia-is.com/  )をご覧ください。