台湾・香港人向け日本旅行情報Webメディア「步步日本(ブーブーニホン)」を運営し、訪日インバウンド向けサービスを提供する株式会社アジア・インタラクション・サポート (愛知県名古屋市、代表取締役:青木達夫) は、「訪日台湾人の人気観光地ランキング2025」を発表します。
本ランキングは、日本に関心を持つ台湾人を対象に実施した訪日旅行に関する意向調査をもとに作成したものです。調査は、日本旅行への関心を有する台湾人2,252名を対象にインターネットアンケート形式で実施し、記述式による自由回答を集計。「観光スポット」「観光エリア」「都道府県」の3カテゴリに分類した上でランキング化しました。
今回の結果を見ると、いずれのカテゴリにおいても上位は定番の観光地・エリアが引き続き高い支持を集めている一方、大阪・関西万博を背景とした関西エリアへの関心の高まりが顕著に見られました。あわせて、沖縄エリアや東京都内各エリアの人気上昇も確認されており、台湾市場における訪日関心の広がりと変化を反映した結果となっています。
今回のランキングを通して感じたのは、台湾の人々から繰り返し選ばれている観光地には、やはり「ここにしかない」「ほかでは代替できない」固有の魅力があるという点です。富士山や白川郷、銀山温泉、清水寺、東京タワーなど、自然景観であれ都市のランドマークであれ、上位にランクインしているスポットは、日本国内を見渡しても簡単に似た存在を見つけることができません。
だからこそ、海外からの観光客を呼び込みたいと考える地方にとって、大切なのは「ここならではの魅力は何か」をはっきりさせることだと思います。「なぜ台湾の人がわざわざここに来るのか」その理由をきちんと伝えられれば、観光は一時的なブームではなく、長く続く力になります。
また、今回大きく順位を上げた「青山剛昌ふるさと館」の例からも、日本のアニメやIP(キャラクターコンテンツ)を効果的に活用すること、そして「聖地巡礼」が持つ集客力の大きさは、やはり見逃せません。今後の日本のインバウンド観光を考える上でも、こうした要素はますます重要になっていくでしょう。


なんと3年連続で1位に輝いたのは「富士山」。続けて、「東京ディズニーリゾート」もともに3年連続の2位となっており、不動の人気を誇っています。
そんな中で上位帯で現れた変化は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、清水寺、大阪城などの関西圏の観光スポットのランクアップ。もとよりランキング上位帯の常連である定番スポットですが、大阪・関西万博の影響もあったためか、軒並み順位を上げる形となりました。実際に「大阪・関西万博」も51位にランクイン。その他にも、「伏見稲荷大社」(17ランク)、「道頓堀」(11ランク)、「黒門市場」(36ランク)、「奈良公園」(21ランク)「海遊館」(77ランク)、 「あべのハルカス」(11ランク)などの大阪近郊の観光地がランクアップしているほか、 「通天閣」(圏外→56位)や「勝尾寺」(112ランク)、「御髪神社」 (圏外→80位)の大きな躍進にあるように、関西圏の観光地が新たに発掘されたような動きもみられました。大阪・関西万博開催にともなう関西圏への影響は、このように台湾人の観光の動向の変化にも現れています。
そのほか、全国的に大きく順位を伸ばした観光地としては、「青山剛昌ふるさと館」「楊谷寺(柳谷観音)」「白馬岳」「ジャングリア沖縄」「月山」「皇居」などが挙げられます。なかでも「石垣島」は前回調査から16ランク上昇し、「沖縄美ら海水族館」も31ランクアップと大きな伸びを示しました。これらの動向から、ジャングリア沖縄のオープンに関する話題性を契機として、沖縄の旅行イメージが広がった可能性がうかがえます。
いずれも日本国内での話題の大きさや流行にあわせて、台湾人の注目する観光スポットもある程度同じように変化しているように感じられます。


人気の観光エリアの1位は、3年連続で「大阪」。2位もともに3年連続で「京都」となっただけでなく、トップ10のラインナップはすべて、なんと3年連続で同じ顔ぶれという結果となりました。定番の旅行先として、盤石の人気を誇っているようです。
一方で、11位下のランキングで目を引くのは「渋谷」「秋葉原」「上野」「原宿」「新宿」「池袋」などの、
東京都内のいわゆる繁華街として人気なエリアの大幅なランクアップ。ショッピングやグルメ、賑やかな街の雰囲気など、繁華街ならではの楽しみ方を求める旅行客も増えてきているのかもしれません。
「押上」「浅草」「芝公園」など、定番の観光スポットを含むエリアもランクアップ。長距離移動せずとも、同じ都内で様々な角度の体験を楽しめるという点が、東京ならではの観光地としての魅力だといえるでしょう。
その他、10位以上ランクアップした観光エリアの中では、「小樽」「洞爺湖」「稚内」などの北海道エリア、「瀬戸内海」「尾道」「高松」などの瀬戸内エリア、「高千穂」「宮崎」などの宮崎エリア、「宮古島」「那覇」などの沖縄エリアが目立ちました。

都道府県の調査では、昨年1位だった「北海道」をおさえ、「東京」が1位に。「人気の観光エリアランキング」で東京都内のエリアが軒並み順位を上げたことが後押しするような結果となりました。
大阪・関西万博の開催地である「大阪」、ジャングリア沖縄がオープンした「沖縄」の2府県についても、もとよりランキング上位であるものの、これらの影響を受けるような形できっちりと順位を上げています。
最も大きくランクアップしたのは「大分」と「宮崎」。他のランキングでも「湯布院」や「高千穂」が手堅く人気なことから、県としての認知度も上がってきていることが推測されます。
【調査概要】
【人気観光地の調査・集計の方法】
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『歩歩日本』は、2009年に開設した台湾・香港向けの訪日旅行情報サイトです。 編集長の台湾人文学賞作家・張維中(チョウイチュウ)氏をはじめ、日本を知り尽くした台湾人ライターが質の高い記事コンテンツを執筆。月間PVは30万、ユニークユーザーは20万を誇る、訪日経験が10回以上の目が肥えた訪日ヘビーリピーターが多く利用するインバウンドWebメディアです。
歩歩日本 Webサイト https://www.bubu-jp.com/
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株式会社アジア・インタラクション・サポートは、自治体や企業のインバウンド向けプロモーションを支援する会社です。また、弊社は他にもメディア運営事業・旅行事業・宿泊事業と3つの事業を展開しております。これらの事業を通じて、訪日外国人に対して日本の観光情報やツアーや宿泊を提供し、できる限り高い満足を得ていただくことを目指しています。当社に関するより詳しい情報は、弊社Webサイト( https://asia-is.com/ )をご覧ください。